親に生前整理のはじめてもらうには?トラブルにならない勧め方

 

最近、話題になりはじめている「生前整理」

当ブログでは、生前整理に関して、様々な知識をまとめています。

 

そもそも、生前整理という言葉が流行しだしたのは、高齢化社会が進んだことが背景にあります。

 

そして、親の家が片付いていないまま、親が亡くなってしまうケースが多くなったのです。

 

遺品整理の大変さ、現実を見て、生前整理に目を向ける方が急増しました。

 

さて、このページに来てくださった方は、親に生前整理を進めてもらいたいと思っているのではないでしょうか?

 

今回は、親に生前整理をはじめてもらうための、勧め方やその方法をまとめます。

 

また、生前整理はとてもトラブルが起きやすいです。

本ブログでは、なるべくトラブルを避けることができる、生前整理の進め方をまとめます。

 

この記事で分かること
①生前整理をはじめるタイミング
②生前整理を親に勧める方法
③生前整理でトラブルやケンカに発展しないコツ

 

 

生前整理を始めるタイミングとは?

 

「うちの親って、生前整理を始めたほうがいいのかな?」

 

生前整理を家族に勧める前に、まずは生前整理を始めるべきタイミングを解説します。

 

親は生前整理を始めなくてもいいと思っている。

ただ、実際は生前整理を始めるべきタイミングが迫っている可能性があります。

 

以下が、生前整理を始めなければならないサイン、タイミングになります。

 

こんな時は生前整理
①70歳を過ぎた
②家の中が散らかっていても平気な様子である
③以前より、掃除や洗濯ができていないと感じる
④外に出るのが好きだったが、外出を避けるようになった
⑤買い物に言った時、自分を頼るようになった
⑥同じことを繰り返し言うようになった
⑦物忘れが以前より多くなった
⑧おしゃれ好きだったが、身なりを気にしなくなった
⑨転倒が多くなった
⑩親が、子供のように見える

 

この中で、3つ以上の当てはまるようになったら、生前整理のタイミングです。

 

これらは身体的、精神的な兆候。

生前整理は、新たな人生を歩むきっかけとなるものです。

 

そして、暮らしの中に起こる危険やストレスを軽減してくれます。

 

これらのサインが見え始めたら、親に生前整理を勧めてみましょう。

では、親に生前整理を勧める方法を解説していきます。

 

生前整理を親に勧める方法

 

生前整理を親に勧めるには、どのようにしたらいいのでしょうか?

 

実はこれ、かなり難しいことなのです。

 

生前整理は、始まってしまえば後は片付けるだけ。

しかし、始めるまでが非常に大変なのです。

 

では、生前整理をはじめてもらうのは、どのように勧めればいいのでしょうか?

 

 

ポイントは「そっと勧める」

まずは、軽い一言からはじめてみましょう。

 

 

「そこの部屋汚い!」

「いつになったら片付け始めてくれるの!?」

「もう少し整理したほうがいいんじゃない?」

 

子供からこのような発言を受けると、どうしても親は反発したくなってしまうもの。

 

このように勧めるのではなく、

「片付けてみたら?」

「必要なものだけ残そうよ」

 

こんな風に、「きっかけを与えるだけ」で十分なのです。

 

「お母さん、◯◯片付けてみない?」

 

◯◯の部分に、タンスだったり、どこかの部屋だったりを当てはめて、声がけしてみましょう。

 

親は、こころのどこかで「片付けなければ」という思いを持っています。

その思いを、上手く外に出してあげましょう。

 

ただ、ここで注意点があります。

 

無理に勧めない

もし、上のように勧めて、親が乗ってこなければ、それ以上は勧めないようにしましょう。

 

「NO」の言葉を無視して、勧めすぎると話が進まないだけでなく、トラブルの原因にもなります。

 

もし、「まだ整理しなくても大丈夫」と親に言われたら、それ以上勧めず、次の機会を待ちましょう。

 

とにかく、整理をする本人の気持ちを最優先。

 

一度、生前整理について話に触れていれば、心のどこかに「そういうタイミングか」という考えが出てきます。

 

一度目で断られても、二度、三度と話を出していると自然にやろうといい出します。

 

時を待って、上手く乗せてあげることが重要です。

 

生前整理はトラブルが多発!上手く避けるには?

 

さて、生前整理はトラブルやケンカがついて回るものです。

 

片付ける、捨てると言う行為はストレスにもつながります。

そこで、言い合いになったり、親子関係に亀裂が走ることもあるのです。

 

それを避けるためにはどのようなことを意識する必要があるでしょうか?

 

生前整理のトラブルを避けるには、以下のことを意識する必要があります。

 

生前整理のトラブルを避けるには?
①話を聞いてあげる
②積極的に手伝う

とにかく、①が最重要項目になります。

 

ただ、漠然と話を聞くといっても、どのようにしたらいいかわからないという方もいるでしょう。

 

そこで、少し解説を加えておこうと思います。

 

話を聞くって実際どうすればいいの?

さて、漠然と話を聞くといっても、どのようにすればいいのでしょうか?

 

生前整理を進めていると、親は何かしらの思い出話をすると思います。

 

そういった時、適切な受け答えができないと、やる気を削いでしまう可能性も。

 

では、生前整理を進める際、話を聞くポイントを書いておきます。


①相手の発言を自分の口で繰り返す
②答えを言わない
③相手の状況を受け入れる
④否定は絶対にしない
⑤余裕を持って、気楽に接する

 

以上がポイントになります。

 

①「繰り返し話す」について。

親「この食器、結婚したときに買ったのよ」

このような発言の返しはどうしたらいいでしょうか?

 

正解「そうよね、結婚したときに買ったのよね」

NG「知ってるよ」

NG「それ、何度も聞いたよ」

 

高齢になると、何度も同じことを言ってしまうことが多いです。

それを、「もう聞いたよ」と言って突っぱねてしまうのはNG。

 

とにかく何度も、思い出話を聞いてあげましょう。

生前整理を親に進める側の一番の課題は、以下に話を聞けるかなのです。

 

②「答えを言わない」について

親「昔もらったお皿がたくさん出てきたわ」

 

この発言の返しはどうしますか?

 

正解「そうね、いつもらったものなの?」

 

NG「そんなに皿があっても使い切れないじゃない」

NG「もうたくさんあるでしょ、捨てなよ」

 

このような発言がでたら、上手く話を引き出してあげましょう。

 

NG発言のように、話の先を読んで答えを出すのはダメです。

 

③「相手の状況を受け入れる」について

親「今日はもうやらなくていいかしら」

 

この発言の返答はどうしますか?

 

正解「そうだね、もう終わりにしようか」

 

NG「まだ全然進んでないじゃない」

NG「私がいるうちにやっちゃいなよ」

 

相手の気持ちや状況をなるべく汲んであげるようにしましょう。

「もう疲れた」と言われれば、「一旦休憩しようか」など休ませてあげることが重要です。

 

なかなか生前整理が進まないことがあっても、気楽な気持ちで、

「いつか終わればいいや」くらいで頑張りたいですね。

 

④「否定はしない」について

親「このセーター、まだ着れるわ」

 

この発言の返しはどのようにしたらいいでしょうか?

 

正解「そうね、お母さんあまり体型変わらないからね」

 

NG「もうぼろぼろじゃない、捨てなよ」

NG「いつまでそれを着続けるの?」

 

お母さん、お父さんがまだ使えるというものを、否定することは、良くないです。

そうではなく、受け入れてあげて、話をきいてあげましょう。

 

⑤「余裕を持って接する」に関して。

親「その部屋はまだやらなくていいわよ」

この発言にはどのように接すればいいでしょうか?

 

正解「そうね、焦らなくてもいいものね」

NG「いつならやるのよ」

NG「そうやって、いつも後回しじゃない!」

 

生前整理がなかなか進まないと、苛立ってくると思います。

 

ただ、そこはなるべく余裕を持って、いつか整理できればいいな、と思うようにしましょう。

焦っても、意味はないです。

 

なるべく、背中を押してあげる気持ちで接しましょう。

 

ただ、ここまでの受け答えはなかなか難しいものがあると思います。

全てを実践するのは、自分にもストレスがかかってしまいますよね。

 

少しずつでいいんです。

「焦らずじっくり」進めるようにしたいですね。

 

それでも、上手く進まない場合は業者に頼むなどの方法もあります。

最近は、様々なサービスが出てきていますから、そちらを利用してもいいでしょう。

 

 

まとめ

本記事では、生前整理を親に勧める際の、勧め方をメインにお話しました。

 

また、生前整理を進める際、トラブルを避ける方法についても触れていきました。

 

生前整理には、トラブルが付きものです。

なるべく、穏便に生前整理を進めるために、しっかりとポイントを抑えて、上手く乗せてあげましょう。

 

では、まとめです。

 

この記事のまとめ
①生前整理のタイミングを見逃さない
②生前整理を親に勧めるには「背中を押す程度でいい」
③NGワードを避ける
④話を聞いてあげる